みなさま、こんにちは。

2025年新しい一年がはじまりました。みなさまはどんな年末年始をお過ごしになりましたか？

わたしは今年は田舎に帰らず、東京でのんびりしたり長野の叔母の家に行って過ごしました。

今回は年の始めにおいて、今年の抱負をお伝えできたらと思っています。少し長文だし、珍しく真面目なこと書くのですが、よかったら読んでください。

昨年、私が洋裁の道を進むきっかけになった職人の祖母が亡くなりました。2年前になくなった陶芸家の叔母のことも重なり、モノづくりを生業にして生涯自分らしく子どものように生きた2人の家族のことを考える時間が多かった昨年。

「今やっているモノづくりは本当にやりたいこと？」「好きな作品つくりや～。」と2人から言われているようにも感じていて、自分自身の作品とも作りながら向き合う時間が多かったように感じています。

カバンの会社に努めモノづくり歴20年を超え。独立してからも17年を過ぎた今。今年は「ふるさと滋賀の帆布を知ってほしい！」という本筋はこれからも変わらずですが、もう少し大量生産ではない、よりクラフト感のある手仕事に進んでみることにします。

まずは、天然染色からチャレンジ！

昨年末から、手染め染色を試行錯誤しています。まずは泥染めからやり始めていて、帆布は厚い素材で染めるのは何段階も前工程が発生したり時間はかかりますが、とても楽しんでやっています。

初めてのクラフトと触れるなかで、とても新鮮な気持ちになっていて、家にある色んな白っぽいものを染める母を見て、娘も一緒に染めたりしてるのも嬉しいです。１～２月は染めを試行錯誤してみます！

染めのプロが居る中で、私の新米手染めのカバンが売れるかどうか。販売担当のえいえもんは不安ありますが、「ええもんつくるんや～」と制作担当えいえもんが口角泡を飛ばしているので、リリースを楽しみにしていただけたら嬉しいです。染色関係のお仲間さんにもいろいろ聞いたりしてて輪がありがたいな。

あと、革のカバン屋さんで修行したこともあり、「革×帆布」のカバンもやってみようとも思い描いています。

いろいろやりたいことある年始ですが、ワンマンのカバン屋なので、体を大切に、本来のカバンたちを中心に販売しながら、ゆっくりと、私にしかできない「らしい」モノづくりを進めてまいりますね。

「ええもんつくるで～うるで～えいえもん」

今年は、より深く手仕事を楽しみながら行って行きますので、今年もどうぞ宜しくお願い致します！

2025年1月　かばんやえいえもん　山内麻衣