素材

かばんやえいえもんでは、国産の素材を使用し、
一つ一つ手づくりでつくっています。

帆布について

「帆布」は、英語で「CANVAS」または「DUCK」と呼ばれる平織りの地厚い布のことで、綿布と違い細い糸を何本か撚り合わせて織った織物のことです。そのため、丈夫で長持ちします。日本では、その昔船の布として使われ、その後テントやトラックのシート、布団袋、学生の下げカバンなど生活必需品として昭和40年頃まで活躍した素材です。高島一徹堂では、江戸時代から続く綿織物の産地、滋賀県高島産の帆布を使用しています。表地には8号もしくは6号を、裏地に11号の厚さが使われています (数字が小さいほど厚くなります)。よごれが付いたときは、消しゴムで消すことができますし、ハンカチに石鹸をつけて軽く叩くようにして落とすことも可能 です。

革について

鞄の持ち手や底は、磨耗により一番傷みやすい箇所です。そういった箇所には、タンニンなめしの革を使用しています。タンニンなめしは植物の樹皮、根、葉、などから抽出した植物タンニン液につけてなめす古来の技法で、伸びや弾性は小さいですが、自然の風合いがあり、使い込むうちにつやや色に深みが出 てきます。また、天然素材でなめしているため、時間が経てば土にかえるといわれています。衣類との摩耗や、汗や雨等で濡れた手などでさわった際に色うつり、シミになってしまう場合がございますので、注意が必要です。万が一濡れた場合はすぐに拭き取り、陰干しをしてください。

手縫い麻糸について

高島一徹堂では、麻糸を蝋でコーティングしたものを手縫いにつかっています。手縫いは、独特の温かさがあるだけでなく、一箇所がほつれてもそこで止まるなど、ミシン縫いと違い丈夫だという特徴があります。非常に手間と時間がかかる仕事ですが、丈夫さと無骨な風合いを大切にするためにとても必要だと考えています。色は、ベージュ・生成り・紺・朱・茶の5色です。